日本では季節に合わせて挨拶状を贈る習慣があります。今回はその一つ残暑見舞いをご紹介いたします。
残暑見舞いでは故郷の両親や親戚、友人など、普段なかなか会えない方や、お世話になった方、お世話になっている方お便りをお送りします。厳しい暑さに相手の安否を伺うことが本来の目的です。一般的に残暑見舞いは、8月いっぱいに相手に届くようにします。
今年は新型コロナウイルス感染症の流行などもあり、人と会う機会が減りました。仕事や生活に大きな影響を受けた人もいるでしょうし、制限の多い生活に疲れを感じている人も少なくないはずです。そんな時、相手の安否を気遣い、近況を知らせる残暑見舞いは心に潤いを与えるコミュニケーション手段になるのではないでしょうか。みなさんも残暑見舞いを送ってみてはいかがでしょうか。
残暑見舞い-日本の文化- 2020.08.28
花火大会は日本の夏の風物詩です。花火が夜空を彩ります。
東京で最も古い花火大会は、浅草の近くで開催される隅田川花火大会で、この大会の起源は1732年まで遡ることができます。花火大会には浴衣という、とてもカジュアルな伝統的な衣装を着て、食事をしながら花火を楽しみます。花火自体は日本だけのものではありませんが、欧米やヨーロッパの花火とは少し違う趣があるのが日本の花火です。特に、緻密に計算された美しさで見る人を魅了する打ち上げ花火大会は素晴らしいものがあります。
日本の夏の風景に欠かせない花火。芸術として大衆に愛されてきました。みなさんも機会がありましたら、花火を観賞してみてはいかがでしょうか。きっといい思い出になると思います。
夏の風景-花火- 2020.08.21
日本ではお盆の時期を迎えました。お盆は、霊を迎え入れて供養する行事、またその行事を行う期間のことを言います。日本に古くからある信仰と仏教の教えが結びつき、現在の形となって伝わってきた伝統行事です。
お盆の時期は地域によって異なりますが、一般的には8月13日~16日の4日間とされています。この期間に先祖が現世に戻ってくると考えられています。そして、家族と共に時を過ごすと言われています。この期間は会社も休みになるので、実家に帰り、家族と共に休暇を過ごす人が多いです。今回は、日本独自の文化、そして、夏を代表するお盆という行事を紹介いたしました。
日本の文化 -お盆- 2020.08.14
「コミケ」、みなさんなんのことかご存じですか?コミックマーケットです。
「コミケ」は、年に2回開催される世界最大の同人誌即売会です。会場では主に同人誌の頒布が行われています。そこで同人誌を書描く人、読む人が一堂に会し、頒布をしたり友好を深めたりしています。他にも、自作グッズや企業参加者によるグッズの頒布が行われています。同人誌は、アニメ・マンガ・ゲームなどを題材にした、ファンが作る雑誌のようなものです。例えば、あるアニメについて「最終回のその後」を考えてみたり、あるマンガについて「もしかしたらこういう展開があったかもしれない」と想像してみたり。同人誌ではしばしば、このような世界が描かれます。
「オタクの祭典」としてこのイベントには50万人以上の方が訪れます。みなさんも機会がありましたら、訪れてみてはいかがでしょうか?楽しいひとときになるでしょうね。
「オタクの祭典」コミックマーケット 2020.08.07