先日の5月21日は「対話と発展のための世界文化多様性デー」でした。
2001年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)により、「文化多様性世界宣言」(Universal Declaration on Cultural Diversity)が採択されました。そして、翌年の2002年12月の国連総会において、この日を「対話と発展のための世界文化多様性デー」(World Day for Cultural Diversity for Dialogue and Development)として制定されました。文化の多様性の価値をより深く理解し、その保護と発展、文明間の対話を促進させることが目的としています。美術館や博物館に行くことで異なる文化に触れること、映画や本、音楽を通じて異なる文化について知ること、異なる宗教を持った家族や友人と食事をして人生観を交換することなど、異なる文化や宗教をより深く理解する日とされています。今は、美術館なども中々行きづらい環境かもしれませんが、開かれる日を楽しみにして、一度行っていただくもの良いでしょうね。
世界文化多様性デー 2020.05.22
5月5日はこどもの日です。この日は男の子の成長を祝う国民の祝日で、端午の節句ともいいます。節句は年中行事で重要なものをそう呼びます。
男の子がいる家では、子供が成長し強くたくましく、賢い大人になるよう、家の外に鯉のぼりを飾ります。また、家の中に鎧(よろい)や兜(かぶと)も飾ります。鎧はその昔、戦いのときに武者が身体に着けた防具で、鎧は同じく頭部にかぶった道具で、強さや生命力の象徴とされています。兜は折り紙でも簡単に折ることができ、節句を迎えた男の子が新聞紙などで作った兜をかぶっている光景も見られます。
こどもの日は中国から伝わったものが日本流になって、現代でも年に1度の行事として親しまれています。
こどもの日 2020.05.08
日本は4月末から5月初めにかけて休日が続き、この1週間をゴールデンウィークと言います。日本ではゴールデンウィークはお盆休み、お正月休みに並ぶ長期休暇です。この期間に昭和の日・憲法記念日・みどりの日・こどもの日という4つの祝日が連なっています。会社や学校が休日になりお正月並みの興行が期待できるため、1951年に映画会社がこの期間を「黄金期間」と名付けて宣伝をしたのが始まりです。そして今年も先日29日(水)が昭和の日でゴールデンウィークの始まりでした。ちなみにこの日は1926年から1989年まで在位した昭和天皇の誕生日に敬意を払うものです。次週は日本の文化の一つ「こどもの日」をご紹介します。
ゴールデンウィーク 2020.05.01
鬼滅の刃は多くのメディアが紹介するほどの社会現象となっている漫画です。今日は、そのご紹介をします。
この作品は、2016年に少年雑誌「週刊少年ジャンプ」に連載が始まりました。人喰い鬼の棲む世界を舞台に、家族を鬼に惨殺された少年・竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、唯一生き残ったものの鬼になってしまった妹を人間に戻すため、また家族を殺した鬼を討つために旅するダークファンタジーです。連載開始から徐々に人気を集めてきましたが、2019年4月からスタートしたテレビアニメがさらに人気に拍車をかけ、多くの人を虜にしています。2020年には、劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』の公開を控え、また舞台化も行われています。
その後2020年現在も漫画が売り切れるなどその人気は止まりません。みなさんも機会がありましたら鬼滅の刃を読んでみてはいかがでしょうか。
大人気漫画「鬼滅の刃」 2020.04.24